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西新宿 彩旬亭

2024.05.291級着付け技能士

1級着付け技能士・学科筆記試験対策その5【無料公開中】


2024年6月11日(火)に、

厚生労働大臣認定「着付け職種検定1級・2級」の

学科試験が実施されます。

(今年度の申し込みはすでに締め切られています)





学科試験は過去3年分を理解していれば
まず問題なく合格できると思いますが
「いまさら聞けない」
「どこで理論を確認したらいいかわからない」
「どこをおさえておいたらいいのかわからない」
「要するにポイントはどこ?」
そんな方のために、簡単に解説したコラムを連載しています。
✴︎著作権違反になるので問題のスクショは掲載できません。お手元に問題を用意して参考になさってください。
✴︎掘り下げると際限ないので、簡易的な説明です。諸々ご容赦ください
✴︎推薦図書ございます。ご希望の方はメールからご連絡くださいね









【男女着物の特徴についての問題】その2





今日は「ふり」について後半は個人的な私の思い出もたくさん詰まった雑談になりますが、ヘェ〜と思って読んでいただけたらとても嬉しいです





︎*ふり
ふりは、女性着物の袖付の下から袖下までの空いている部分のことを指します。ここから長襦袢がチラリと見えて、その色合わせを楽しむのは最高に贅沢ですね♡江戸時代初期、若い女性の正装として、着物のふりが長くなり始めます。
古くから「振る」仕草には厄除けやお浄めの意味があり、元々は神に対しての行いでした
成人式に振袖を着るのも「身を浄める」という意味合いもあります元々は神への行いだったものが人にも用いられるようになり
舞台で踊り子が袂を横に振ると「好き」や「求婚に対するOK」、縦に振ると「嫌い」という意味で使われるようになりました。それを見て
江戸時代は、自由な恋愛ができなかった未婚女性達は袖を振って想いを伝えたと言われています
ここから長襦袢がチラリと見えて、その色合わせを楽しむのは最高に贅沢ですね♡
江戸時代初期、若い女性の正装として、着物のふりが長くなり始めます。
古くから「振る」仕草には厄除けやお浄めの意味があり、
元々は神に対しての行いでした
成人式に振袖を着るのも「身を浄める」という意味合いもあります
元々は神への行いだったものが人にも用いられるようになり
舞台で踊り子が袂を横に振ると「好き」や「求婚に対するOK」、
縦に振ると「嫌い」という意味で使われるようになりました。それを見て
江戸時代は、自由な恋愛ができなかった未婚女性達は袖を振って想いを伝えたと言われています





ここに、亡き大先生が大好きだった
万葉集の歌があります





『あかねさす 紫野行き 標野行き
野守は見ずや 君が袖振る』
    額田王(ぬかたのおおきみ)





紫草の野を行き、標野を行きながらも私(額田王)に袖を振って好意を伝えてくるあなた(大海人)の姿を、
野守(のもり=見張の人)に見られて
秘密の恋がバレてしまうかもしれませんよ

この歌は、大先生から何十回と教えていただいたので
不思議と今でもそらで言えるくらいです。
万葉集の歌はこれ以外知りませんが(笑)
この歌を口頭で伝えるには私にはまだ
人間性や深さというか厚みが足りないように思います。
いつかはこの歌を違和感なく語れるようになれれば良いな…





ちなみに、昔の結婚式では
白無垢を着て
「わたしは一切の汚れなく真っ白な状態で貴方に嫁ぎます」
次に、赤の色打掛を着て
「わたしの心は今貴方に対する想いで燃えています」
最後に
「(黒はそれ以上何色にも染まらないことから)心変わりせず他の男性の気を引くこともしません」
という意味から黒留袖を着た。
という話も亡き大先生から教えていただいた、忘れられない話です





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