2024.06.021級着付け技能士
1級着付け技能士・学科筆記試験対策その13【無料公開中】
2024年6月11日(火)に、
厚生労働大臣認定「着付け職種検定1級・2級」の
学科試験が実施されます。
(今年度の申し込みはすでに締め切られています)
学科試験は過去3年分を理解していれば
まず問題なく合格できると思いますが
「いまさら聞けない」
「どこで理論を確認したらいいかわからない」
「どこをおさえておいたらいいのかわからない」
「要するにポイントはどこ?」
そんな方のために、簡単に解説したコラムを連載しています。
✴︎著作権違反になるので問題のスクショは掲載できません。お手元に問題を用意して参考になさってください。
✴︎掘り下げると際限ないので、簡易的な説明です。諸々ご容赦ください
✴︎推薦図書ございます。ご希望の方はメールからご連絡くださいね
【紋について】
この問題も毎年同じですが
複数の( )に同じ言葉が入るので順番を間違わないよう
問題に答えを記入して、全文を読んで確認されることをお勧めします
現在用いられている紋の数は、
一つ紋、( 三つ紋)、( 五つ紋 )で、
染紋の種類は、( 日向紋)、( 影紋 )などがある。
正式な紋は、( 日向紋 )の( 五つ紋 )である。
紋を刺繍したものを、染紋に対して( 縫紋 )という。
また、女子紋服の紋の大きさは、直径( 1.9センチ )である。
紋も実に奥が深い分野ですね。
営業用には上記の問題内容程度を知っておけば事足りるとは思いますが
ちなみに紋の数は何種類くらいあると思いますか?
なんと
25,000種類以上と言われています。
紋は「家の象徴」でもあり、その歴史としては、
平安時代に宮中に出入りする御所車の多い中、
自分の牛車とすぐにわかるよう、
藤原家が巴のマークをつけたのが始まりと言われています。
その後、室町,戦国時代になり、敵味方の別を記すようになり
江戸時代になると商家が屋号として使うようになり
その後、歌舞伎、力士、落語家なども紋を用いるようになりました
明治になると、全ての国民が苗字を持つようになり、
家紋が庶民にも広まって行くこととなったのです。
同じくして西洋からタキシードが入ってきたのを折に
黒紋付が誕生します。
ちょっと話は変それますが、
留袖と同じく五つ紋で第一礼装着である喪服も
西洋文化が入って来たことで現在の黒が定着します。
それまでは喪服は白の時代もあり
特に庶民の間では喪服が白だった
時代は1000年にも及んだと言われています。
「もう誰の妻にもなりません」
そんな意図もあったようです。
武士が切腹する時
幽霊が着ている服
って白のイメージがありませんか?白が「死」や「再生」を連想させる色だったと考えられています
明治維新の頃に黒の喪服が徐々に広まりはじめますが
庶民の喪服が黒に変わったのは
第二次世界大戦がきっかけだったそうで
喪服が黒に定着した歴史は案外浅いことがわかります。
現在でも喪主の喪服は白の地域があるようです。
喪服も地域によって色々違いがあり実に興味深いです。
ご覧頂きありがとうございました。
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